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久々にブログを復旧させた謎の人のブログ

ハルヒ「昼休みが来てしまった……」

続きを読む。からどうぞ
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/13(火) 23:53:16.40 ID:GsBnmGQP0

谷口「キョン、弁当食おうぜ!」

国木田「谷口ってホント食い意地張ってるね」ガタガタ

谷口「つまんねえ授業受けさせられて腹へらねえ方が可笑しいっての!」ガタガタ

キョン「へいへい、まあ待て。今弁当を出しとる最中だろうが…」



ハルヒ(……)ふん

ハルヒ「……今月みくるちゃんに新しいコスプレの服買っちゃったしもうお金ないのよね」ハァ

ハルヒ「…」グー

ハルヒ「……お弁当作れば良かったわ。すっかり財布事情忘れてたんだもん」

ハルヒ「…昼休みばっかりはキョンも馬鹿の相手してるし」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/13(火) 23:57:58.87 ID:GsBnmGQP0

ハルヒ「……そういえば古泉君のクラスって勧誘以来あたし一人で行ったことなかったわ」スタスタ

バンッ

ハルヒ「遊びに来たわよっ!古泉く…

女子A「ねえねえ、古泉くん。これ!クッキー焼いてきたの!」

古泉「おや…これは非常に美味しそうですね…よろしいのですか?」

女子A「う、うん!もちろん!」ドキドキ

古泉「ありがとうございます、いやあ…大事に食べないといけませんね」ニコ

女子A「///」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:02:04.72 ID:WWdZI9uV0

女子B「ねえねえ!古泉くん!お弁当食べたらさっきの数学教えて欲しいの!」

古泉「ええ、よろしいですよ」

女子C「あの、古泉くん…!」

古泉「はい」

古泉くん…!

     なんでしょう?

あのね

     あっはは、なるほど…


ハルヒ「……」クルッ

ハルヒ「…なによなによなによ…!」すたすたすた

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:05:56.74 ID:WWdZI9uV0

古泉「…ん?」

女子A「どうしたの、古泉くん」

古泉「いえ…今廊下に涼宮さんの姿が見えたような…」ガタ

女子B「ちょっとー、気のせいよー、部活で涼宮さんに怯えてるんだからここでくらい忘れなよー」

女子C「ちょっとBそれひどくなーいwwww」

古泉「はは…」

…気のせい?いや………
……それにしても心の汚い方だ…BさんとCさん…
貴女方は涼宮さんを毛嫌いしているようですが、僕からすれば貴女方の方が唾棄すべき人物ですよ

女子B「あれー、古泉くんどったのー?wブルーだよー?w」

女子C「ホントだー、あたし看護するーww」

ずるくねー?ww ずるくないしーwww

古泉「…」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:11:57.34 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「……キョンも古泉くんも団員としての自覚が足りてないんじゃないかしら!」

ハルヒ「クラスメートと仲良くするのも良いけどSOS団をないがしろにしないで欲しいもんだわ!まったく!!」すたすたすた

ドンッ

岡部「うおっ!?」

ハルヒ「いったいわね!どこ見てんのよ!死ね!!!」ズカズカ

岡部「んな…コラ!先生にむかって…お、おいまて…!!は、はやい…」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:12:48.35 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「……考えてみたらあたし今まで購買部でご飯食べて…って感じだっから気付かなかったけど」

ハルヒ「…SOS団以外で親しい繋がりとか…ないわね」

ハルヒ「……………別に欲しくないもん」

ハルヒ「あ…有希!有希の事だから本の2、3冊常備してるわよね!
    様子見ついでに借りましょう!頭いいわね!」タッタッタッ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:16:09.79 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「ゆ~きっ!あっそびにー…きましたーっ!」ガララッ

長門「……そう、ここはこう解く。…しかし通常授業では習わないがこちらのやり方の方がより早く解ける」

男子A「…うわあ…長門さんすごいや…」

男子B「…うは、それでもわかんねえ俺…だめだ」

長門「落ち着いて。あなたは世界史などの成績は良好…暗記力はある、公式の1つや2つぐらい造作もなく覚えられるはず…」

女子D「…ね、長門さん…最近口数多いね」

長門「…そう?…気に障ったのなら謝る」

女子D「へっ…そうじゃないそうじゃないの!ほら…は、初めは喋りかけても頷くだけとかで…だ、だから嬉しいの!」

<おーい、D~、長門さんいじめるなよーww

ドッ

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:19:58.19 ID:WWdZI9uV0

女子D「もー!!」

長門「…気にしてない。それより…私もそろそろお弁当が食べたい」

あっ、ごめん。教えて貰うのに夢中で…

     あたしねー、今日新作作って来たの。味見してー!

興味深い…

ハルヒ「……」カララ ピシャ

ハルヒ「…うん…良かったわ!有希…あんまり喋らない子だからクラスでどうなんだろって…心配してたのよね!」

ハルヒ「それがどうかしら…大人気じゃない!うんうん!」

ハルヒ「……っんむ…!」ググッ

ハルヒ「…なんか眼が熱い」

ハルヒ「…!…み、みくるちゃん!そうよ、それに鶴屋さん!…あの二人なら、うん…!」たったかたったか

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:25:23.43 ID:WWdZI9uV0

長門「…」ジッ

男子A「どうしたの、長門さん」

長門「…涼宮ハルヒが居たような気がした」

男子B「気のせいじゃないか?」

女子D「…んー…私見なかったけど」

長門「それはあなた達が私の方を見ていたから」

ドッ

長門「…」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:28:04.72 ID:WWdZI9uV0

キョン「…」モクモク

国木田「……ねえキョン、どうしたのさ」

キョン「………ん?…あ、え、すまん。なんだ?」

谷口「どーしたもこーしたもないぜ、キョン。なんか心ここに在らずって感じだぜお前」

国木田「うんうん。谷口が難しい言葉使うのにびっくりだね」

谷口「そりゃ関係ねえだろ!」

キョン「いや…なんか…いつもは授業終わったら風のように消える癖にな…」

国木田「?}

キョン「今日はな…何度か教室…というか多分俺を振り返りながらのろのろ出てったように見えてな」

谷口「涼宮か」

国木田「! あ、涼宮さんのことね」

キョン「ああ……」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:31:17.75 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「……」トコトコ

上級生A「でよーwww」

上級生B「まじで!?ヤバイだろそれwww」

ハルヒ「……」

こいつ等今年受験の癖に緊張感もへったくれもないわね
…まああたしも多分そうなんだろうけど

ハルヒ「…」そ~ カラカラ

みくる「……」モクモク ペラリペラリ

鶴屋さん「…むむ…」モクモク パラリ

みくる「…んー…ふみゅ…あ、あのぅ…鶴屋さん…」

鶴屋さん「…おっ?どしたいみくるっ!」

みくる「ここの解き方がどうしても分からなくて……」

鶴屋「よっし、私にまっかせなっ!えっとね、いいかいみくる~ここは~」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:32:33.97 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「…」カラカラ ピシャン

ハルヒ「…と、とても下級生が調子付いて入ってく雰囲気じゃないわ…教室全体が受験モードの匂いを漂わせてた…」

ハルヒ「……みくるちゃん、もう今年受験なのにあたしに振り回されて…迷惑だったかしら…」

ハルヒ「……」ハァ  トボトボ

友人A「ねえねえ、朝比奈さん、鶴屋さん」

鶴屋さん「およっ、Aちゃんも分かんないとこがあるのかなっ?」ニコパ

みくる「鶴屋さんの教え方とっても分かりやすいですよ~♪」

友人A「ううん、違うよ~w…あのね、さっき廊下で涼宮さん?…だっけ。居たみたいなんだけど…
   二人に用事があったんじゃないかな」

みくる「ほえ…」ジッ

鶴屋「およよ?」ジッ

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:33:49.79 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「……キョンのネクタイ引っ張ってここで言ったのよね」

ハルヒ「…協力しなさいっ」

ハルヒ「……」フフッ

ハルヒ「…うん、昼休み終わるまでここに居ましょ……部室のスペアキー家に忘れちゃったしね…」

コツン

ぽいっ

ハルヒ「…わっ…!ちょっと誰よ…!…やきそばパン?」

ハルヒ「あ…!」

>>36
①キョン
②古泉一樹
③長門有希
④朝比奈みくる


47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:45:35.28 ID:WWdZI9uV0

~渡り廊下~
キョン「どこ居やがんだちくしょう…」

キョン「…あいつが変だと世界が危ないからな…そうだよ、世界の為だ…」

キョン「……お前にもやっぱりあるらしいな、寂しいって思う事が」

やれやれ…
……察してやれなくてすまんな団長様。
生憎俺には古泉ばりの洞察力も朝比奈さんのような気配りも、長門みたいなチート能力もないんでな


~購買部~

古泉「すみません、まだ残ってますか?」

おばちゃん「あー、今日ね…なんでか売れ残っちゃってねえ…まだいっぱいあまっとるよ」

古泉「おや、そうですか。ついてました…ええと、ではこれとこれと――」

……彼と何かあったのなら閉鎖空間の存在が真っ先に知らされるでしょう。
という事は今回涼宮さんは閉鎖空間を起こすほどの精神への苦痛は強いられていないものの…
何かしらの悩みがある…というところですか……まあ僕の予想が正しいとしたなら―――

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:50:40.84 ID:WWdZI9uV0

~部室前~

みくる「…あれ…空いてないですね……んー…」

…涼宮さん、寂しそうだったって聞きました。
ここは偶には先輩らしく…ん、頑張りますっ!

みくる「涼宮さぁ~ん……」トッテトッテ


~図書室前~

長門「……」ユラユラリ

コンピ研部長(……夢遊病患者みたいな走り方と思ったら長門さんじゃないか)

コンピ研部長「や、やあ…!」

長門「…」ジッ

長門「…」ペコ

長門「……」ユラユラリ

コンピ研部長(…ほう…何か良い事が起きそうだ)ほんわり

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 00:55:30.19 ID:WWdZI9uV0

キョン「………嫌でも振り回しやがる癖になんでこんな時に限って見つからないんだよ…」

…涼宮さんがそう望んだからでしょう。
…なんてな、心の中とは言え古泉ボイスの再生は気持ち悪いな

キョン「…さて、どうすっかな…」ガシガシ

古泉「……おや、どうされましたか?」

キョン「うおお!?」

古泉「昼休みとは言えお静かに。奇声を出されては僕まで奇異の眼で見られてしまいますよ…」

キョン「す、すまん…そうだ古泉、ハルヒを――」

古泉「…いいえ、僕も今捜しているところでした」

ガサリと購買部のパンの入った紙袋を上げて苦笑を見せる古泉。
なんだそりゃ

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:00:09.87 ID:WWdZI9uV0

古泉「僕のお昼ご飯ですよ、うっかり買いすぎてしまい…手に余る…というか腹に余ると言いますか…
   そこで食欲旺盛な涼宮さんに差し上げようと思いまして」

キョン「なるほどな…」

こいつも大概キザ野郎だが…まあ俺も人の事は言えんからな、そういう事にしておいてやろうじゃないか

キョン「で、ハルヒの居場所は検討がついてるんだろうな」

古泉「それがもうさっぱりでして」

あはは、と笑う古泉。この野郎と言いたいが俺も同じ境遇なのでそうもいかない

みくる「はっ……はあっ…ふえ…し、しんど……あ、古泉くんにキョンくん!」

キョン「朝比奈さん!?どうしたんです、顔真っ赤ですよ!」

みくる「そ、それがそのぅ…す、すず」

古泉「当ててみましょう。涼宮さんをお探しになって校舎中を走り回られた」クスッ

みくる「∑ふぇえ~、なんで分かるんですかぁ~」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:05:25.20 ID:WWdZI9uV0

古泉「さあ、なんででしょうねえ」クスクス チラッ

なぜこっちを見るか

みくる「…そ、それで涼宮さんはぁ…」

キョン「実は俺達もハルヒを探してたんですよ、でも中々見つからなくて」

みくる「…ふみゅう…」

古泉「おや」

長門「……」

キョン「長門…」

長門「何も言わなくて良い。あなた達と同じ」

古泉「……」ニコ

みくる「……」ニパ

長門「……」グッ←親指を立てた

キョン「……」フッ

…って恥ずかしいわ!!どこの青春ドラマだ!
アホなことしてないでさっさとハルヒをだな……!

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:15:06.49 ID:WWdZI9uV0

って古泉、肩を掴むな…!

古泉「……シーッ」チョイチョイ

古泉が唇の前に人差し指を立てて前方を指した

みくる「…涼宮さ…」

長門「…」

長門が朝比奈さんの顔の前に人差し指を持って行くと朝比奈さんは自分で口を抑えた

ハルヒ「…うん、昼休み終わるまでここに居ましょ……部室のスペアキー家に忘れちゃったしね…」



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:17:23.33 ID:WWdZI9uV0

……。
隣の古泉を見る。まったく困ったものですねってな感じの苦笑で肩を竦めてやがる
朝比奈さんを見る。何やら母親かお姉さんが子供か弟でも見る様な眼でハルヒを見ていらっしゃる
長門は……何故頷く。…いいや、分かってるさ、分かってるとも

古泉の紙袋からやきそばパンをひとつ手に持ち歩き出した。
隣に古泉、うしろに長門と朝比奈さんの計4人。
まだ昼飯時で人の少ない廊下を極力しずか~…に歩いた

とりあえずもうすぐ目の前になっても気付かないのでわざとらしく足音をコツンと鳴らしてから
手に持ったパンをハルヒの胸元の辺りに投げ付ける。

弧を描いてハルヒにキャッチされたパン。当の本人はと言うと目を白黒させておる

ハルヒ「あ、あんた達何して…」

なんだ、声が震えてるぞ。いきなり飛んで来たパンがそんなに怖かったか

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:23:24.75 ID:WWdZI9uV0

古泉「…実は今日のお昼は購買でパンを購入したのですが……ご覧の通り命一杯余ってしまいまして。
   よろしければ涼宮さんに献上しようかと探していたんですよ。まさかこんな所にいらっしゃるとは…
   ……何か不思議に纏わる話があったでしょうか」

ハルヒ「え……?」

紙袋をハルヒの座る階段の隣に置きながら手擦りに寄り掛かる古泉。
なにやら絵になってるのが腹立たしい…っと、どうした長門。

長門「……これ。良かったら…パンと」

長門が差し出したのはパックのフルーツジュースだ。

長門「買い過ぎた」

ハルヒ「……有希」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:28:05.36 ID:WWdZI9uV0

いやいや飲み物に限ってはその言い訳は可笑しかないか。
そしてハルヒ、唇を噛んで何を堪えておるか
って朝比奈さん、あなたもですか

みくる「えっと…ご、ごめんなさい…こんなものしかないですけど…で、デザートに」

ハルヒ「…ん…」

…おおう、俺の好物たらみのナタデココゼリーではないか。くそう、羨ましいぞハルヒめ。
話は変わるがしおらしく頷くハルヒはまた一興だ………
…ん…?…ちょっと待て俺は何の用意も………おお、ポケットにACUOが。

キョン「しょ、食後のエチケットにだな」

ぷはっ

キョン「ん?」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:30:49.98 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「あっははは!焦ってるキョンの顔可笑しいから噴出しちゃったわ…!」

…そうかい。いつものお前に戻ったようで何よりだよ俺は

ハルヒ「皆ありがとう、在り難くいただくわ…!でもね古泉くん、紙袋いっぱいの『残り物』を食べるほど
    あたしもがめつくないわ…!今日は天気も良いし屋上で皆で食べましょ!」

拳を突き上げてブレーカーが落ちかねないほど晴れやかに笑うハルヒ
……こっちは昼飯食った直後なんだがな。
つーか屋上は施錠されて……

バタンッ!

ハルヒ「さー何してんのっ!昼休みは短いのよ!みんなちゃっちゃと動くっ!」

…そうだったそうだった。鍵なんか意味ないだろうな

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:32:08.73 ID:WWdZI9uV0

古泉「…実は今日のお昼は購買でパンを購入したのですが……ご覧の通り命一杯余ってしまいまして。
   よろしければ涼宮さんに献上しようかと探していたんですよ。まさかこんな所にいらっしゃるとは…
   ……何か不思議に纏わる話があったでしょうか」

ハルヒ「え……?」

…古泉くんはお弁当を持って来てたじゃない。
……馬鹿ね、古泉くん。

…あいつが居なかったら惚れてるところよ、それでこそ副団長ね…
……ううん、ありがと…口で言うの照れ臭いから心の中でごめんね

長門「……これ。良かったら…パンと」

長門「買い過ぎた」

ハルヒ「……有希」

……買いすぎる訳ないでしょ、ジュース。
………しっかりしてるように見えて抜けてるんだから…
…うん、そこがどうしようもなく可愛いんだけど。

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:33:15.80 ID:WWdZI9uV0

みくる「えっと…ご、ごめんなさい…こんなものしかないですけど…で、デザートに」

ハルヒ「…ん…」

何言ってるのよみくるちゃん。あたしそのゼリー大好物なの。
二人で帰った時ちょろっと好きって零したの覚えててくれたのね。

…キョンが何か少しおろおろしながら制服のポケットを漁ってる。
何をしてんのかしらコイツ…変な顔…ふふふ…

って思ったら…

キョン「しょ、食後のエチケットにだな」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:34:14.96 ID:WWdZI9uV0

ぷはっ

キョン「ん?」

ハルヒ「あっははは!焦ってるキョンの顔可笑しいから噴出しちゃったわ…!」

それもあるけど、無理してまであたしにあげるもん見繕う必要ないじゃない…!
くくく…ホントバカキョン…!!

あはは…

ははっ…

は~……

ね……そういうトコ、好きよ。


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/14(水) 01:35:59.08 ID:WWdZI9uV0

ハルヒ「皆悪いわね、在り難くいただくわ…!でもね古泉くん、紙袋いっぱいの『残り物』を食べるほど
    あたしもがめつくないわ…!今日は天気も良いし屋上で皆で食べましょ!」

…普通、開いてるはずないんだけどね

でも開いてると良いな

皆でお日様の下で食べるのよ、きっと楽しいわ!


バタンッ!


…閉め忘れた奴、よくやったわ

ハルヒ「さー何してんのっ!昼休みは短いのよ!みんなちゃっちゃと動くっ!」

end
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[ 2012/06/27 19:19 ] 読み物 | TB(0) | CM(0)
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